【症例紹介:会陰ヘルニア】
会陰ヘルニアについて
立て続けに同じ手術症例が来院されました。
14歳高齢パピヨンちゃんと、6歳フレンチブルドッグちゃんです。
『ヘルニア』とは本来ある場所から脱出することを意味していて、
臍ヘルニア(でべそ)、椎間板ヘルニアなどが有名です。
今回は会陰ヘルニア。
会陰ヘルニアとは
おしり付近の筋肉がうすくなってきて、直腸、膀胱が出てしまう病気です。
男性ホルモンが影響しているということもありオスがほとんどで、
また尾のない犬種(コーギー、フレンチブルドック)も尾の周りの筋肉の発達が
いまいちであるためなりやすいです。
便を出す直腸、おしっこを出す膀胱が出てしまうと、
排尿・排便ができなくなってしまいます。
今回の2頭とも、去勢手術と、直腸と膀胱を正しい位置に固定して、
生体内の筋肉(内閉鎖筋、仙結節靭帯、外肛門括約筋)などを用いて穴を塞ぎました。
便通がいまいちなワンちゃんはこの病気である可能性があるので、
おしりまわりをよく見てあげて、ぽっこりしていないかなど確認してみてくださいね!
チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行
富山市のチェルシーアニマルクリニックでは、ワクチンなどの予防医療や一般医療はもちろん、無麻酔CT検査や整形外科治療の症例実績も豊富にあります。些細なことでもセカンドオピニオンでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
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