【股関節脱臼】整形症例紹介
股関節脱臼とは
落下や事故などにより様々な方向に股関節の脱臼を起こす病気です。
脱臼が起こることで強い痛みが生じ、3本足で歩きます。
外れてしまったら痛みから鳴き声をあげてしまったり、怒ったりもします。
ワンちゃんが3本足で歩く時はかなり痛みがあっての行動。
人間で言うと悶絶級の痛みに値すると言われてます。
確かにそんなに痛いと人でも怒ったりしてしまいそうですね…。
症例紹介
今回は、外傷性に股関節脱臼を起こしたチワワの子を紹介します。
ソファーから落ちた後から足を挙げている、とのことで来院されました。
〈来院時レントゲン〉
股関節がはずれていることがわかります。
痛みでまっすぐに伸ばすこともできないため、左足が歪んで見えますね。
もともとの先天的な異常がなく、外傷がきっかけで外れているため、
来院当日に非観血的整復を行いました。
非観血的整復は、鎮静剤を投与して体の力が抜けた状態で脱臼を整復する方法です。
その後包帯を巻いて安静に過ごしてもらいます。
この子は、整復してから2週間安静にしてもらうことで、経過は良好でした。
〈整復後レントゲン〉
もし整復後すぐに外れてしまったら、全身麻酔をかけて手術を行う必要がありました。
足をあげる、ひどい痛み等、症状がありましたら当院へご相談くださいね。
富山市のチェルシーアニマルクリニックでは、ワクチンなどの予防医療や一般医療はもちろん、無麻酔CT検査や整形外科治療の症例実績も豊富にあります。些細なことでもセカンドオピニオンでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
ご予約はこちらチェルシーアニマルクリニック
〒930-0827 富山県富山市上飯野25
予約優先制 (定休日:火曜)