【症例紹介:膝蓋骨(しつがいこつ)内方脱臼】
膝蓋骨内方脱臼について
膝は大きく分けると、大腿骨、下腿骨、そして膝蓋骨で構成されています。
その中で膝蓋骨(しつがいこつ=パテラ)が脱臼するものを膝蓋骨脱臼と呼びます。
この脱臼の程度はグレード(悪さの段階)1-4に分類され、
先天性や外傷性、内方脱臼や外方脱臼など分類されます。
症例紹介
今回の症例は『膝蓋骨内方脱臼、グレードⅢ』
トイプードルの6ヶ月子犬ちゃんです。
ゆっくり歩くときに足を引きずるということで来院されました。
膝蓋骨内方脱臼は、トイプードル、パピヨン、チワワなど小型犬に多く、
ほとんどが成長期である1歳以内に発覚します。
今回は、滑車溝形成術、大腿四頭筋再配列、外側関節包縫縮、脛骨稜転移術の4つの手術の組み合わせをしました。
(細かい内容は次回以降にアップします!)
もちろん脱臼している動物が全員手術が必要ということはなく、
程度にもよるのですが、体重管理などの内科治療で管理することも可能です。
どのように管理していけばいいかなど、
触診、レントゲン、歩行検査などの組み合わせにより判断できますので、
お困りの方は一度ご相談ください。
チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行
富山市のチェルシーアニマルクリニックでは、ワクチンなどの予防医療や一般医療はもちろん、無麻酔CT検査や整形外科治療の症例実績も豊富にあります。些細なことでもセカンドオピニオンでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
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