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【症例紹介:胆嚢破裂(胆石)】

胆嚢破裂について

『胆石』というとなじみが深い方もおられるかもしれませんが、
動物も同じように胆石症を引き起こします。

胆石が起こる場所は胆嚢(たんのう)と呼ばれる臓器で、
肝臓にぴったりくっついています。
役割は、肝臓から消化酵素である胆汁(たんじゅう)をためこんで、
腸の方に送る役割です。
わんこそばを入れてくれる人と同じような役割ですね^^(なくなったら補充してくれる)。

ここに胆石が起こっても、動物の多くは無症状とされています。

胆嚢破裂の症例紹介

今回の症例は11歳、ダックスです。
嘔吐などの症状の後、突然ぐったりしました。

検査をしてみると白血球が6万!
腹水がたまっていました。
その腹水の中には細菌がたくさん!
いわゆる腹膜炎状態です。
どこかの臓器の破綻が考えられたので、緊急開腹手術をしました。

結果は、胆嚢破裂。
胆石がたくさん見れれました。

手術後は抗生物質投与で回復していきました。

10歳超えたワンちゃんネコちゃんがぐったりしたら、
やはり中高齢なので、何らかの臓器の異常が起こっているケースが多いです。

よりその前になるべく早く見つけるために、普段からドッグドック、キャットドック(いわゆる人間ドッグ)を
受けてみてはいかがでしょうか?

チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行

富山市のチェルシーアニマルクリニックでは、ワクチンなどの予防医療や一般医療はもちろん、無麻酔CT検査や整形外科治療の症例実績も豊富にあります。些細なことでもセカンドオピニオンでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。

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チェルシーアニマルクリニック
〒930-0827 富山県富山市上飯野25
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