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【症例紹介:肥満細胞腫】

動物に多い腫瘍の1つに肥満細胞腫というものがあります。

肥満って聞くと太っている?なんて思われる方も多いと思いますが、
肥満細胞という細胞が癌化(がんか)してしまう悪性腫瘍です。
決して太っているから発症するわけではありません!

この『肥満細胞腫』というのは様々な所にでき、
見た目、触り心地だけで『肥満細胞腫』を判断することはできません。

今回の症例は陰嚢(睾丸のふくろの部分)にできたしこりで来院されました。
細胞診(針生検)では肥満細胞腫であることが確定したため、
陰嚢ごと切除を実施しました。

肥満細胞腫は様々な場所にでき、様々な見た目になります。
しこりが見られたらまず細胞診を実施し、診断してもらいましょう!

チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行

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