2015.03.20
腫瘍科症例紹介
【症例紹介:肥満細胞腫】
動物に多い腫瘍の1つに肥満細胞腫というものがあります。
肥満って聞くと太っている?なんて思われる方も多いと思いますが、
肥満細胞という細胞が癌化(がんか)してしまう悪性腫瘍です。
決して太っているから発症するわけではありません!
この『肥満細胞腫』というのは様々な所にでき、
見た目、触り心地だけで『肥満細胞腫』を判断することはできません。
今回の症例は陰嚢(睾丸のふくろの部分)にできたしこりで来院されました。
細胞診(針生検)では肥満細胞腫であることが確定したため、
陰嚢ごと切除を実施しました。
肥満細胞腫は様々な場所にでき、様々な見た目になります。
しこりが見られたらまず細胞診を実施し、診断してもらいましょう!
チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行