【症例紹介:心室中隔欠損】
心室中隔欠損について
心臓病は年齢とともに発生するものが多いですが、
生まれつき心臓病の子もいます。
心臓は4つのお部屋から出来ていてポンプの役割をしています。
心臓の簡単な流れは
全身→右心房→右心室→肺→左心房→左心室→全身 という流れをしています。
今回の病気は心室中隔欠損。
先天性の病気です。
左心室と右心室の間に穴があいていることにより、
初めは 左心室→右心室に道ができています。
これがだんだん右側に負荷がかかってきて、圧力が高まります。
そうすると、 右心室→左心室 という風に逆に道ができてしまいます。
そうなると全身で使い終わった酸素を肺で交換したいのに、
肺を通らない血液がそのまままた全身に流れるので、
運動量がおちたり、チアノーゼ(舌の色が青くなる)を引き起こします。
さいごに
日頃からワクチン、狂犬病、フィラリアなど予防の際にしっかりと聴診をしてもらい、
心臓にノイズがあったら、レントゲン、超音波検査、心電図検査などを組み合わせて、
早めに確定診断をしてあげて、少しでも楽に長く過ごしてあげれるようにしてあげましょう。
チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行
富山市のチェルシーアニマルクリニックでは、ワクチンなどの予防医療や一般医療はもちろん、無麻酔CT検査や整形外科治療の症例実績も豊富にあります。些細なことでもセカンドオピニオンでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
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