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【症例紹介:埋伏歯??】

『動物だって歯は命!』

ヒトと同じで動物も歯が非常に大切です。

歯の本数は決まっており、ワンちゃん=42本 ネコちゃん=30本、
と決まっています。
動物も始めは乳歯が生え、永久歯(大人の歯)に生え変わります。

今回は欠歯のお話です。

乳歯から永久歯への生え変わりの時期は特に注意が必要で、
よく『乳歯が残っているんだけど・・・』というワンちゃんは多く見られますが、
大切なのは乳歯が残っていることによって、
『永久歯が生えていないこと』
『永久歯が上顎、または下顎に当たっている』
事が問題です。

(永久歯が上顎、下顎に当たっている症例はまた後日アップします。)

永久歯が生えていないと、
『欠歯』『埋伏(まいふく)歯』が考えられます。
欠歯であれば、レントゲン撮影によって歯がない事が確定できれば問題はありません。
(写真参照)
埋伏歯とは、本来、歯が生えたいのに、乳歯が邪魔してなどの理由で、
歯茎(歯肉)に埋まっている状態です。
もしその状態になってしまうと、将来的に顎の骨ごと腫れてきたりして、顎切除が必要になる場合もあります!!

埋伏歯であれば、歯の頭を出してあげれば大丈夫ですが、
成長期(特に6-8ヶ月くらい)に処置をしてあげる必要があります。

1歳以下のワンちゃんはワクチンプログラム以外にも大切なものがありますので、
しっかり検診してもらいましょう!

チェルシーアニマルクリニック
院長 小池 博行

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