【症例紹介:僧帽弁閉鎖不全症】
僧帽弁閉鎖不全症について
この症例は夜間来院されました。
チワワちゃん、14歳で以前から心臓病を指摘され、心臓病薬1種類だけ飲んでいました。
夜間突然咳き込みがとまらなくなり来院し、
聴診、レントゲンにて肺水腫が確定しました。
その後、利尿剤にて肺水腫を離脱でき、その後超音波検査にて僧帽弁閉鎖不全症が確定しました。
心臓病は聴診にて雑音が聞かれたら疑われますが、
聴診での音の大きさだけでは『なんという心臓病なのか?』『どれだけの薬を飲んだ方がいいのか』、『ステージがどれくらいなのか』
の確定には至れません。
聴診ではあくまで『雑音があります』ということしかわかりません。
心臓病は、身体検査、聴診、レントゲン、超音波検査、心電図検査などを組み合わせて、
現在のステージを確定し、そのステージに応じた治療を行っていく必要があります。
また心臓病の内科治療は『治す』という概念ではなく、『ひどくならないように維持する』ことが重要です。
そのために動物病院で『心臓に雑音があります』といわれたら、追加検査を行い、
病名、くすりの種類・内容、ステージを知って、動物が元気に長く維持できるように付き合っていきましょう!
富山市のチェルシーアニマルクリニックでは、ワクチンなどの予防医療や一般医療はもちろん、無麻酔CT検査や整形外科治療の症例実績も豊富にあります。些細なことでもセカンドオピニオンでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
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