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【症例紹介】鼻出血について

いわゆる『鼻血』ですが、私たち人間と異なり、ワンちゃん・ネコちゃんでは重症度が全く違うのをご存じでしょうか?🐩🐈

人の鼻血の約70-80%は、鼻の入り口付近の血管が密に集合した部位(=キーゼルバッハ部位)に傷が付くことで生じるとされています。
鼻を強くかむ、くしゃみを連発する、鼻をほじるなどの物理的な刺激により容易に出血しますが、応急処置で10分以内に止まることがほとんであるため、大きな問題になることは少ないとされています。

一方、ワンちゃん・ネコちゃんにおいては、このような一過性の鼻血が認められることはほとんどありません。鼻血が認められた場合には、何らかの基礎疾患を疑います。
つまり、鼻腔内の腫瘍性疾患や歯科疾患、感染症、止血異常など、多種多様な病気が潜んでいる可能性があります。
例えば、高齢のワンちゃんでは、鼻出血の約50%以上で鼻腔内腫瘍であったという報告がある一方で、歯周病が鼻出血の原因になることも多々あります。

 

鼻腔内は鼻骨などの硬い骨に囲まれた空間であることから、外から異常に気付くことが難しい部位の一つです。
当院ではCT検査や内視鏡カメラ、血液凝固分析装置などの診断・検査機器を用いて、鼻血で来院されたワンちゃん・ネコちゃんの診察・ご相談に総合的に応じています。📷

富山市のチェルシーアニマルクリニックでは、ワクチンなどの予防医療や一般医療はもちろん、無麻酔CT検査や整形外科治療の症例実績も豊富にあります。些細なことでもセカンドオピニオンでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。

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チェルシーアニマルクリニック
〒930-0827 富山県富山市上飯野25
予約優先制 (定休日:火曜)

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